5月28日 「貞山運河の歴史を伝える」  住民グループが連携して協議会設立

冒頭の写真は仙台市荒浜の貞山堀(新堀)で住民グループが行った乗船体験会(2021年7月)。仙台湾岸には江戸期から明治期にかけて開削された五つの運河がある。開削時期は異なるものの北上川から阿武隈川まで結ぶ全長47,5キロメートルの歴史遺産である。 沿岸部の地域住民の暮らしと密接に結びついていたただけでなく、産業振興にも大きな役割を果たし…
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5月7日 大川小 かつての街並みARつかって体感 卒業生がまち歩きガイド

石巻市の大川小学校へ再び足を運びました。卒業生で地元の金融機関に勤める永沼悠斗さん(27)が、先月単身で始めた語り部活動の2回目に耳を傾けるためです。今回はAR(拡張現実)アプリをつかって小学校周辺のかつての街並みを体感してもらうというユニークな試み。10数人がタブレットやスマートフォンを片手にまち歩きに参加しました。 端末をかざ…
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4月2日 大川小 「これからは私たちの出番」 若者が単身 語り部活動始める

石巻市の震災遺構となっている大川小学校で永沼悠斗さん(27)がこの日、語り部に立ちました。震災当時永沼さんは大川小を卒業していましたが、小学2年の弟と祖母、曾祖母を亡くしました。 「震災から11年目ですが、今こそ若い私たちが伝承活動に立つべきだと考えました」冒頭永沼さんはこう話し、「大川伝承の会」とは別に単身で語り部活動を始める決意を…
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3月11日 Intermezzo 震災から11年 「モーツアルト・レクイエム」 心をひとつに 祈りをともにする

3月17日記。 昨夜は寝入りばなの揺れでした。緊急地震速報にはね起きてベランダの窓を開けました。収まりかけたら今度はもっと大きな揺れ。ベッドに手をついて揺れに耐えていました。11年前のあの時と同じくらいの揺れでしたが、時間は半分ほど。「これなら大丈夫かな」3・11を経験した者のDNAでしょうか。つい、あの時との比較で考えてしまいま…
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2月25日 ”同労の友” 川島左右喜さんの死を悼む     ②「近寄るとは? 深い共感」貴兄から学んだことは大きい

被災地取材を10年近くともにしたフリーライターの川島左右喜さんが74歳で旅立ってから18日経ちました。ともにあった日々の意味を問い直す期間ともなりました。 冒頭の写真は2014年1月、荒浜ロッジで行われた餅つき大会の時のものです。私たちはほぼ同じ対象に並んでカメラを向けてきたものですので、お互いの姿をカメラが捉えることはほとんどありま…
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2月17日 「被災者への暖かい眼差し」 同労の友・川島左右喜さんの死を悼む  ① 「白鳥の歌」のこし 彼は逝った

震災から10年の蒲生地区の歩みをまとめた記録誌が完成しました。「東日本大震災 記録・蒲生の10年」、A4判で60ページ。刷り上がった600部が納品されました。「蒲生のまちづくりを考える会」のメンバーと支援者たち、合わせて9人からなる制作委員会が足かけ2年をかけてつくった労作です。私もその一員に名を連ねていました。 前半の40ページ…
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1月10日 東日本大震災から10年余 「復興」はどこまで進み 私たちはどこに ②「風化は被災地からはじまります」

石巻市南浜の「南浜津波復興祈念公園」の伝承館で昨年」8月のある日、東北学院大学3年(当時)の雁部那由多(がんべなゆた)さんが語り部として登壇しました。雁部さんは東松島市大曲小学校5年の時に津波に遭遇しました。 「学校に避難していました。午後3時半ころのことです。私は買ってもらったばかりの運動靴が気になり1階の昇降口に降りていきまし…
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1月10日 東日本大震災から10年余 「復興」はどこまで進み、私たちはどこに  ①被災者に寄り添う「復興」とは?

本稿は昨年末発行の東北旧友会(NHKのOB・OG会)の会報誌「奥羽山脈(やまなみ)」に寄稿したものに加筆したものです。 冒頭の写真は仙台市宮城野区蒲生地区の慰霊碑の隣で建設がすすむ火力発電所「杜の都バイオマス発電所」です。1月8日に撮影しました。仙台市はかつて1500世帯が住んでいた蒲生地区一帯を震災後「災害危険区域」に指定するととも…
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12月18日 震災後2回目の「蒲生干潟自然再生協議会」 ”貴重な生態系保護に行政はもっと熱意を”

写真は蒲生干潟で羽をやすめるコクガンの群れ。2017年12月、フリーライターの川島左右喜さんが撮影したものです。コクガンは夏は北方・シベリア方面の繁殖地で過ごし、冬に日本に飛来する渡り鳥ですが生息数が減り環境省の絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。日本にやってくるのは10数か所だけで、蒲生干潟は数少ない飛来地の一つです。 「蒲生干潟自…
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12月12日 Intermezzo 2年越しで演奏したドヴォルザーク、ブラームスの名曲 仙台シンフォニエッタ演奏会

仙台シンフォニエッタの第46回定期演奏会が日立システムズホール仙台(青年文化センター)で開かれました。私はこのオケでヴァイオリンを弾いています。ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調、ブラームス:交響曲第4番 ホ短調という豪華なプログラム。アマチュアのオーケストラには難しい曲でもあります。私たちは弦楽オーケストラですが、今回は管楽器、打楽…
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12月10日 東松島市野蒜 「私たちが生きている今日は、あの日いなくなった人たちが生きたかった今日です」 九死に一…

写真は東松島市の旧野蒜小学校、震災直後3月15日に撮影されたものです。(東松島市のHPから)左手奥に体育館がありました。あの日体育館には付近の住民およそ370人が避難していました。海岸からは1、3キロ、誰もが津波が押し寄せるとは考えていませんでした。ところが大津波は東名運河を越えて押し寄せ、体育館に流れ込んだ濁流は3メートル近くの高さに…
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11月12日 仙台市蒲生 「出土品の展示施設は一般公開に」住民たちが注文~お蔵跡地買収のニトリが説明会

仙台市が工場用地として造成をすすめる蒲生地区。このうち江戸期、米や塩を一時貯蔵施設だった「お蔵」が埋蔵される区画は大手の家具製造・販売企業のニトリが買い取り倉庫を建設する計画だ。ニトリは建築床面積2万1、300平方メートル、4階建ての物量倉庫を建設し、2024年度中の供用開始を目指している。冒頭の写真はニトリが公表した完成予想図だ。(仮…
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10月9日 石巻市 「震災を知らない世代に語り継ぐには?」 模索する若者たち

石巻市の復興祈念公園の震災津波伝承館で行われた「3・11みらいサポート」主催の語り部シリーズの第4回。この日は七ヶ浜町の向洋中学校の卒業生たちでつくる「きずなFプロジェクト」の4人の若者たちが登壇した。当時、向洋中学校教諭だった瀬成田実さんの震災学習の中から誕生したグループ、「F」には”ふるさと・復興・future(未来)”の思いを込め…
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9月11日 山元町 「みんなの図書館」~新しい建物が完成 9か月ぶりに再開へ

山元町の花釜地区の一角に「みんなの図書館」の建物が完成した。広さ20平方メートルほどのコンテナハウスだ。山元町の特産物、イチゴをあしらったブーケやリンゴの樹のイラストが白い壁を飾る。四方に取り付けられた書棚には3、000冊ほどの本が並ぶ。館長の菊地慎一郎さん(73)が本の整理に追われていた。9割がた作業は済み、週明けには開館するという。…
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9月9日 仙台市蒲生 「防潮堤の銘板」が「幻の供養碑」になぜ姿を変えた~”復興行政”がもたらした住民間の「心のずれ」

区画整理事業がすすむ蒲生地区、その一画に建つ「舟要洞場(しゅうようどうじょう)」の入り口に高さ80センチ余、幅170センチの石碑がある。「幻の銘板供養碑」と不思議な名前が刻まれている。洞場の家主の笹谷由夫さん(75)が今年の3月11日私費で建立した。 御影石の石碑には「火の見櫓跡」や「町蒲生入口」などかつての9つの地名が銘板の形で刻ま…
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9月6日 愛犬・さくら 一周忌に庭に埋葬~二度目のさようなら

愛犬のさくらが12年10ケ月の共なる暮らしに別れを告げ旅立ってから1年経ちました。庭の片隅にお骨を葬りました。近くの石屋さんで御影石のプレートに「さくら ここに眠る 2007・11・6~2020・9・6」と刻んでもらいました。周りに白いハマギクなどを植え、庭に咲き残ったバラ1輪をそえました。傍らには息の長いヒースの小さな赤い花も咲き続け…
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8月6日 仙台市 「平和七夕」分散展示の会場が倍増 共感の輪ひろがる

仙台市青葉区の「みやぎ生協ブランチ仙台店」の入り口に2本の吹き流しが飾られている。全国から寄せられた折り鶴でつくった、核廃絶と平和を願う「仙台平和七夕」だ。これまでは商店街の一角に飾ってきたが、仙台七夕自体がコロナ禍で中止となった去年に続いて、呼びかけに賛同した職場や学校などに分散して展示している。 呼びかけに応えた展示会場は去年…
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8月1日 石巻市 「震災伝承活動 支援の仕組みを」 若者が訴え

国営の石巻南浜津波復興祈念公園、ほぼ中央につくられた震災津波伝承館。東北学院大学3年の雁部那由多(がんべなゆた)さんが語り部として登壇した。震災の伝承活動に取り組む公益法人「3,11みらいサポート」が始めた語り部シリーズの2回目。 雁部さんは東松島市大曲小学校5年の時に津波に遭遇した。 「私たちは学校に避難していました。大きな揺…
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7月16日 仙台市蒲生 「遺跡埋蔵地を企業に売却」 住民団体など改めて説明会を要求

仙台市は蒲生地区の区画整理事業で、江戸期の遺跡「お蔵跡」が確認された区画について市有地として保有する方針を覆して一般企業に売却することを決めた。これまで遺跡が確認された地区の保存を訴えてきた、6つの住民団体や郷土史研究グループの代表が、これに抗議して仙台市経済局の村上薫局長に改めて要望書を手渡した。 問題の地は江戸期・仙台藩の「米…
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7月10日 仙台市蒲生 遺跡埋蔵地を企業に売却へ 仙台市が住民との約束を無視

仙台市が区画整理事業を進めている地域の一画が問題の地。江戸期、仙台米の多くが城下に運ばれる重要な中継地「お蔵跡(おくら)」が眠る区画がそれだ。石巻方面から貞山堀の舟運で運ばれてきた米は、蒲生地区にあった「お蔵」でいったん下され保管された。このあと、米は「高瀬舟」に積み替えられて内陸の苦竹(にがたけ)の集積場へ、その先は牛車で城下へ運び込…
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