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zoom RSS 2月19日 名取市閖上 手こぎ和船「さぐば」再建 貞山運河の観光開発に活用へ

<<   作成日時 : 2017/02/20 10:40   >>

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「さぐば」は名取市閖上地区でアサリやシジミ漁や、渡し船などに活躍していた手こぎの和船。昭和30年代頃まで広く使われていたが、FRP船(強化プラスチック船)に押されて次第に姿を消した。貞山運河の再生や、利活用に取り組む民間団体「貞山運河研究所」が、南三陸町歌津の船大工に依頼して再建した。この日、東北工業大学で関係者に公開された。
再建された「さぐば」は長さ5メートルほど。設計図はなく、写真や模型をもとに地元の杉材を使って作られた。

この日「和船と海をめぐる民俗」と題して講演をした、東北大学災害科学国際研究所の川島秀一教授によると、同じような手こぎの和船は宮城県女川や岩手県宮古では「さっぱ」、日本海側の若狭では「さんぱ」と呼ばれていたという。また、FRPが主流となったため船釘を作る職人もいなくなり、今回は広島県福山市の鞆の浦(とものうら)の職人を探しあて取り寄せたという。

かつて閖上で船大工をしていた橋浦武さん(73)と、船頭をしていた伊藤正幸さん(68)が船つくりや、操船のこつなどを解説した。
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写真上;左が船大工・橋浦武さん、右が船頭・伊藤正幸さん。写真下;船釘、長さ15センチほど。
船釘には鉄の黒釘と、亜鉛メッキした白釘があるが、さぐばには黒い釘が使われていると橋浦さんが解説する。黒釘は海水でさびるため、木材をしっかり止めるという。
和船作りで一番気を使うのは舳先の底の部分・「みつかど」だという。底板と左右の板をきっちり合わせたあと、木をぽんぽんとたたく。そのうえで水に浮かべると、木材が自然にふくれて水止めになるという。「木殺し」という作業だ。

去年の秋、進水式にあたる「船おろし」で櫓をこいだという伊藤さん。「さぐば」に乗ったのは50年ぶりだというが、操船は身体が覚えていたという。貞山運河など水深が浅いところでは、櫓より竹竿が便利だという。
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この「さぐば」、4月には閖上の貞山運河に浮かべて体験乗船などの催しを計画している。仙台市新浜のように貞山運河の橋が震災でなくなった地域もあり、集落と浜を結ぶ渡し船に活用することも計画されているという。「貞山運河研究所」では、「さぐば」を貞山運河の再生や、観光開発に広く活用することにしている。(了)

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