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zoom RSS 11月27日 Intermezzo ”フルートの音色”が 聴衆を癒す 仙台シンフォニエッタ演奏会

<<   作成日時 : 2016/11/30 23:02   >>

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仙台シンフォニエッタの演奏会が開かれた。37回を数える。年2回の演奏会、今回は弦楽主体の小編成。しかし、プログラムはバッハからバルトークまで、多彩なものになった。冒頭はバルトークの「ルーマニア民族舞曲」。
10分強の短い組曲だが、それぞれが個性的。ヴァイオリン・ソロが活躍する。新コンマスの竹中君が歌う。東欧の土俗的な雰囲気を伝えられただろうか。
ヤナーチェクの「弦楽のための組曲」。精神分析のフロイトや、アール・ヌーヴォーの旗手、ミュシャと同郷の作曲家だ。「シンフォニエッタ」が村上春樹の話題作「1Q84」で重要なモチーフになったことで知られるようになった。この曲は若い時の作品だが、東欧の田園風景も感じさせる。今日の演奏は、若干その期待を裏切った。特に第4曲「プレスト」は途中までヴァイオリンがばらばらだった。反省!

会場は前回に続いて、東北大学の「萩ホール」。音響もいいし、地下鉄東西線の開通でアクセスもよくなった。ところが、2週間前になって予期せざる事態が判明。全国実業団女子駅伝大会の実施で、会場周辺の道路が一時交通規制される。招待状を送ったり、案内を差し上げた方々には、急きょ「早めにお出で下さい」、とのお知らせを改めて送ることになった。
心配をよそに、会場には400人を越える人々がきてくださった。ありがとうございます

第2部のスタートはバッハ;「管弦楽組曲第2番」。フルート独奏は、仙台フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者、戸田敦さん。
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冒頭の序曲はややお互いに様子を伺う雰囲気。特にオケは独奏フルートを邪魔しないように、やや緊張気味のスタートだった。しかし、次の「ロンドー」以降はフルートのきらきらした音色が会場に響き渡った。私たちも緊張がほぐれて、美しいフルートに聞きほれながら演奏できた。
圧巻は終曲「バデイネリ」。何と、舞曲ではなく「たわむれ」という意味の曲で、””用意されたアンコール”だとする声もある。
言葉通り、戸田さんのフルートはアドリブ風に(?)、魅力的な装飾音を奏でた。

高音のフルートの音色は通常、”華やか”と表現されるが、バッハのこの曲は一味違う。フルートは音域が低いが、その分思索的に響いた。
戸田さんのフルートの音色は、時に華やかに、そして思索的に聴衆を癒した。

モーツアルトの交響曲第29番。モーツアルト初期の傑作。
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この曲は2003年以来の再演だ。小編成だが、オーボエ、ホルンが効果的に音楽をつくる。
問題はピアノで始まる冒頭。数小節合わなかった。”指揮をみる”という基本が相変わらずおろそか。

後日、話題の映画「オケ老人」を観た。漫画風でありえないシーンもあちこち。しかし、ホールが突然停電、暗闇のなかで指揮者のペンライトを頼りにエルガーの「威風堂々」を演奏する場面には、我が身と引き比べ考えさせられた。ペンライトを頼りにしているのだから、全員が”指揮をみている”。加えて暗譜で演奏できるだけ彼らは練習を積んだ。
アマチュア・オーケストラに必要な二つのことを映画は教えていた。見習わなくては!

東日本大震災からまもなく6年。被災地はまだまだ再生の途上だ。私たちの次の演奏会は来年3月11日の「祈りのコンサート」。4回目となる、モーツアルト「レクイエム」を演奏する。
未来へ向け一歩一歩進む方々に、私たちの演奏会が少しでも力になれれば幸いである。(了)


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