9月12日 東松島市 奥松島・月浜に砂の彫刻・伊達政宗公 お目見え

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奥松島宮戸島の先端に近い月浜に、砂で作った伊達政宗公の像が出現した。高さ3メートル、幅6メートル。一時は「天下取り」を夢見た武将らしく、海水浴客の歓声が消えた砂浜ではるか天空をにらみつける。
制作者は秋田県出身で、国際的に活躍するサンドアーテイストの保坂俊彦さん(44)。復興庁の「心の復興事業」の一つとして起用された。
保坂さんは東京芸大在学中に、郷里に近い三種町(みたねちょう)のイベントで砂の彫刻に取り組んだのをきっかけに、この道を歩んできた。昨年、台湾で行われた世界大会で宮本武蔵像を制作し、優勝した実績もある。

砂の彫刻で使うのは砂と水だけ。造形が終わったところで、定着剤を吹き付け砂が崩れるのを防ぐ。2か月程度なら雨風に耐えるという。
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今月8日から制作に取り掛かったが長雨で、作業は実質2日程度。6割方出来上がった。月浜の砂はもろいという。粒子が大きいためだという。
「独眼竜」の異名にちなんで、龍を装飾に配している。この日の午前中龍の顔を彫ったが、10分程度で崩れてしまった。「苦戦しています」と保坂さん。
月浜には今回初めて訪れた。地元の方々から話を聞いて被害の大きさを実感したという。
「私の作品が浜ににぎわいを取り戻すうえで、少しでも役立てばと思う」保坂さんはこう話す。


政宗像は今週中に完成し、今月16日(日)に作品のお披露目とワークショップが開かれる。ワークショップでは子どもたちにバケツ1杯程度の砂像をつくる体験会を行う。


海水浴や海釣りなど中心とした観光が主産業だった月浜は、東日本大震災で大きな打撃を受けた。
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写真下;海沿いで再開した民宿。手前の波型の屋根の建物は海水浴客の休憩施設。
多くの民宿が津波で浸水し休業した。しかし、震災の翌年から海水浴を試験的に再開した。地区の中心部にはまだ仮設住宅が建ち並んでいた。企業の協力で砂浜のがれきなどを取り除いたという。
あれから7年半。民宿は5軒が再開した。「観光客は震災前の6割程度には回復できた」。民宿を経営する山根重美(しげみ)さん(65)はこう話す。
400年余の時空を越えて、砂像でよみがえった政宗公が被災地の再生に力をふるおうとしている。(了)

*9月16日、サンドアート・ワークショップの参加申し込み。Email;earthandarts@gmail.com

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