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zoom RSS 6月30日 仙台市荒浜 「再生を願う会」7年掲げた旗おろす 解散式 実は”引継ぎ式”

<<   作成日時 : 2018/06/30 23:53   >>

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震災後の7年間「現地再建」の旗を掲げてきた「荒浜再生を願う会」解散の日がきた。写真は参加者の感謝のしるしとして配った手ぬぐいを掲げた4人。左から2人目が貴田喜一代表(72)。手ぬぐいのデザインを考えた若いサポーターが、貴田さんを囲んで立つ。

「支援をいただいた皆さんにまず感謝です」。解散のセレモニーで貴田さんはこう切り出した。
「会は解散するが、支援してくれている若い方々も含め、荒浜というコミュニテイに対する想いは強い。終わりは始まりという言葉がある。これからも荒浜を良くしたいと思う方々や、団体と手をつないでいきたい」。
貴田さんのあいさつは解散の宣言というより、荒浜ににぎわいを取り戻す活動をこれからも続けようというものだった。
会は当初は、災害危険区域の見直しと現地再建を掲げた。行政訴訟に訴えることも検討したが、行政の壁にはね返され、提訴を断念した。2012年6月4日のことだった。仙台市への申し入れも重ねたが、壁は厚かった。熟議のすえ、活動の中心をふるさとに賑わいを取り戻すことに切り替えた。

行政主導の集団移転が進むなか、一時は60人を越えた会のメンバーが年を追って減り続け、荒浜の旧住民の間に賛同の輪が拡がらなかったのが解散の理由の一つだった。
一方、メンバーの地道な活動は地域外に共感の輪を広げ、若い世代のサポーターが荒浜を訪れるようになった。
「再生を願う会」は目標の一つを着実に成し遂げ、解散の日を迎えたといえる。、
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会の活動のシンボル、黄色いハンカチが参加者全員に配られた。「7年の活動ありがとう」、「これからも共に手をつないでいこう」などと、思い思いのメッセージを書き込んだハンカチが風にはためいた。

2015年10月には、活動拠点としたロッジが放火で全焼する不幸な出来事にも見舞われた。全国からの支援で「里海荒浜ロッジ」は再建された。支援の輪の拡がりが感じられる事態だった。
解散の日のロッジは、ここ数年と変わらず若い世代の人々の熱気に包まれた。

感謝のしるしに参加者に美味しいものをふるまう「再生を願う会」流が、解散の日にも貫かれた。荒浜名物の窯焼きピザに加えて、女性陣がつくったのは「煮(に)」という荒浜に伝わる家庭料理だ。トーフの厚揚げの煮しめで、かつては法事などの席に出されたという。
この日は玉コンニャクを加えて炊き上げたお椀ものに参加者が舌づつみをうった。
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この日nの参加者はおよそ50人。解散式とは言うものの、実は引継ぎ式だったのではないだろうか。この日の参加者をはじめ、荒浜に心を寄せるすべての人々への引継ぎ。こう言ったら貴田さんは頷いていた。

当面、茨城から来訪する高校生グループの受け入れや、8月の灯ろう流しなどのイベントには実行委員会のような組織で当たりたい。「海辺の図書館」を主宰する庄子隆弘さんはこう話す。荒浜に心を寄せる人々、荒浜ファンの活動はこれからも続く。(了)

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