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zoom RSS 6月3日 仙台シンフォニエッタ 節目の演奏会・クラリネットの音色が魅了

<<   作成日時 : 2018/06/06 16:39   >>

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仙台シンフォニエッタの第40回定期演奏会が開かれた。1998年5月が設立して最初の演奏会。20年目の節目のコンサートだ。
私はコンサートマスターを務めていたが、一昨年若い方に引き継いでもらった。「持続可能な」オケとするためだ。現在は代表を務めている。

日立システムズホール仙台、元の青年文化センターの会場は400人近い聴衆で埋まった。
最初のプログラムはモーツアルトの歌劇「魔笛」序曲。荘重な3つの和音で始まった後、軽快なリズムのメロデイが各パートに受け継がれていく。「これから何かが始まる!」というわくわく感にあふれた名曲だ。
幕開けにふさわしい、まずまずの演奏ができた。

次いで、ウエーバーのクラリネット協奏曲、第1番ヘ短調。我らがマエストロ・日比野裕幸さんが指揮棒に替えてクラリネットを独奏した。この分野ではモーツアルトの協奏曲が有名だが、ロマン派の先駆者の名にふさわしく美しいメロデイにあふれ、隠れた名曲だ。
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47小節の劇的なオーケストラの序奏に続いて、クラリネットが流れるような旋律を静かに歌い出す。クラリネットは3連音符で優雅に歌ったかと思うと、16分音符や32分音符で情熱的に動く。テンポの揺れを邪魔しないようオーケストラはついていった。
序奏の劇的な動機を繰り返した後、懐かしむようなメロデイで第1楽章は終わる。

第2楽章はアダージョ。クラリネットが夢見るような旋律を歌う、ウエーバーの歌劇「魔弾の射手」を思わせる、ホルンの3重奏が登場、独奏クラリネットと対話する。友情出演の臼井昭雄さんたち3本のホルンに拍手!

フィナーレはロンド。文字通り躍るような主題をクラリネットが提示。この後もクラリネットは技巧的なパッセージを歌い続ける。トリルの連続に続いて音階を最高音まで駆け上って曲を閉じた。
時に優雅に、そして軽快に歌う日比野さんのクラリネットの音色がホールの人々を魅了した。バックの私たちオーケストラも、自在に揺れるテンポを邪魔しない演奏が何とかできたと思う。
前半のプログラムはこれまで練習指揮で私たちを指導してくれた畠山渉さんが指揮棒を握った。舞台での指揮者デビューは新鮮で成功だった。

休憩をはさんでベートヴェンの交響曲第6番「田園」。日比野さんが指揮台に立った。夏に向かうこの時期にふさわしいこの名曲を選んだ。
「田舎に着いた時の晴々とした気分の目覚め」、「小川のほとりの情景」。それぞれの楽章にベートーヴェン自身が標題を書いている。言うまでもなく作曲者が愛したウイーン郊外の自然とのふれあいの中で生まれた。
しかし、曲全体から伝わるのは自然と共生する喜びであり、豊かな東北自然ととに生きる私たちが十分共鳴できるものだ。とりわけ、震災で「自然と人間の関わり」を改めて考えさせられた私たちであればこそ、わが想いをこめて演奏できた。

実はこの曲はどの楽章も、どのパートも音符の数が多く演奏は容易ではない。誰もがご存じの曲なので、”アラ”はたちまち分かるという厄介さもある。ヒヤッとする箇所もあったが、なんとか弾き切った。演奏にこめた想いも伝えられたと思う。
この曲は2006年にも一度演奏した。この時は全体としてテンポはゆっくり目だった。今回は”通常の”テンポ。この間の私たちの成長の成果と自負している。

いろんな意味で、設立から20年という節目にふさわしい演奏会を作り上げることができた。
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アンコールは、ヨハン・シュトラウス二世のポルカ「雷鳴と電光」。「田園」の4楽章の「雷雨、嵐」つながりで選んだ。「ポルカ・シュネル」早く。激しく演奏するポルカという指定だ。
ウインナ・ワルツやポルカを演奏するのは初めて。アマチュアの特権の一つは冒険できること。冒険したうえ、十分軽快な演奏ができた。バス・ドラム(大太鼓)、スネア・ドラム(小太鼓)、シンバルが加わる。3人のうち2人は急ごしらえのパーカッショニストだが、雷鳴の効果を十分に盛り上げた。
ご来場いただいた皆さんありがとうございます。
5年後には50回の節目を迎える。どんなことをできるか楽しみではある。(了)

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