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zoom RSS 6月2日 仙台市・新浜 移転跡地にビオトープ 住民たちが古代米植える

<<   作成日時 : 2018/06/04 18:25   >>

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津波で大きな被害を受けた仙台市新浜地区の海側のエリア。住民たちが整備始めた水田とビオトープに、古代米の苗を手植えする体験会が行われた。地元の子どもたちや、計画に協力する宮城教育大学の棟方有宗准教授(魚類学)の研究室の大学生など30人が参加。広さ20アールほどの田んぼに入り古代米の苗を1本ずつ手植えした。農家の人たちが植え方を指導する。人差し指で苗を泥に植え込み、半回転させる。こうすると根がしっかり埋め込まれ野鳥に引き抜かれないという。
植えた苗は来月中旬には1株が16株ほどに分蕨(ぶんけつ、株が増える)して、「ビオトープしんはま」の文字が
くっきり浮かび上がる。

この一帯には震災前には10数世帯が住んでいた。かさ上げ道路より海側にあたるこの地区は、災害危険区域に指定され無人となった。仙台市はこうした移転跡地の利活用を呼び掛け、住民たちや研究者たちでつくる「カントリーパーク新浜」が0,9ヘクタールの土地に水田とビオトープを整備することになった。
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60アールの水田にはすでに田植えが終わった。ササシグレとモチ米のミヤコガネを植え付けた。ササシグレはササニシキの親に当たる。作付けする農家は減ったが、香りがよく寿司米などとして隠れた人気があるという。化学肥料は一切使わない。田んぼを潤すのは地下水。35メートルほど掘ったら毎分100リットルほどに地下水が吹き上げた。塩分はほとんどないという。

古代米を植えたビオトープには、このあとメダカやタガメなどを放す。トンボの幼虫や、カエルなどもそのうち自然に住み着くという。暮らしとともにあった、昔ながらの自然に触れ合う場所にする。小さな築島と廃材でつくった橋がしつらえられている。
田植えに飽きた子どもたちが泥の中で水遊びを楽しんでいた。
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仙台湾岸の松林は津波で根こそぎ流されたが、この一帯には数十本の松林が残った。また、近くには「汀沈(ちょうちん)がま」と呼ばれる湿地帯がある。多様な海浜性の生物が生息する地域だ。
新浜の住民たちは貞山堀を渡って海側に行ける橋の設置も働きかけている。ビオトープを起点に多くの人にこうした自然や、数多く残る石碑などかつての暮らしの痕跡に触れてもらい、海辺のにぎわいを取り戻すのが住民たちの願いだ。
「カントリーパーク新浜」の相談役で、地元町内会の役員でもある瀬戸勲さん(75)はこう話す。
「この一帯は砂地で先人たちが苦労を重ねて田んぼをつくってきた。震災後は放置され雑草が生い茂る光景に胸を痛めていた。先人たちの想いを後世に伝える場所の整備がようやく始まり嬉しい」。(了)

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