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zoom RSS 5月28日 仙台市蒲生 石炭火力発電所へ 市民が抗議のパレード

<<   作成日時 : 2017/05/28 22:45   >>

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仙台市蒲生地区で建設がすすむ出力11万2000KWの石炭火力発電所、仙台パワーステーションに向けて60人余りの市民が徒歩で向かった。手に手に、「環境を守ろう」、「「杜の都を石炭の都にするな」などと書かれた風船を持っている。
仙台パワーステーションは関西電力と、伊藤忠商事の子会社が設立した。コストの安い石炭を燃やし、電力は首都圏に送る。建設工事はほぼ終わり、来月に試験操業、10月には営業運転開始の予定だ。
市民たちの行動を主宰したのは「仙台港の石炭火力発電所問題を考える会」や、「蒲生のまちづくりを考える会」など。建設計画が明らかになって以来、市民たちは大気汚染で健康被害が心配される、自然の宝庫・蒲生干潟の生態系に悪影響があるとして、事業者側に説明会を開くことなどを求めてきた。
通常はデモ行進だが、主宰者は「パレード」という。確かに子どもも参加しその雰囲気だ。

事業者側は法律や、条令の網目をかいくぐって環境アセスメントすら逃れている。市民たちが懸念するのは、公表された資料によると、発電所が排出する硫黄酸化物や、ばいじんなどは光化学スモッグ注意報が度々出されていた、昭和40年代の水準だということだ。
工事がほとんどすすんだ去年の暮、事業者側ははじめて説明会の開催に応じた。席上、事業者側は市民の疑問に取り合わず、予定通り営業運転を開始すると答えた。、
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市民たちは抗議の意思を書いた紙製=ケナフの風船を用意し、ヘリウムガスで膨らませた。環境に配慮してゴム製のものを避けた。
仙台パワーステーションの正門前で風船を一斉に空に話す。風船が落ちた地点で、住民の方々に拾ってもらい、発電所の排煙が及ぶ範囲を推定しようとした。半径1キロ以内には人家がないと、環境アセスメントにすら応じようとしない事業者側への抗議の想いをこめた。
温暖化の抗議するホッキョクグマのマスコット君もパレードに参加した。

用意した風船は残念ながら、片道2キロの道のりを歩くうちに強風などのためガスがほとんど抜けてしまった。空に放っても、電線などに引っかかり危険も予想されるため、風船飛ばしは取りやめた。

市民グループはこれまでに2万2000人の反対署名を集め、近く宮城県の村井嘉宏知事に提出する。グループの共同代表の長谷川公一東北大学教授は「仙台港周辺と多賀城市には大気汚染の測定局がない。これが設置されるまでは試験操業を認めないよう村井知事には申し入れる」と話した。
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仙台パワーステーションに続いて、1キロほど北側の仙台港地区では。四国電力と住友商事の子会社がやはり石炭火力発電所を建設する計画をあきらかにした。一部木質バイオマスを混焼するというが、大気汚染の恐れが増すことは間違いない。
これに留まらなかった。今度は蒲生干潟のすぐ西側、区画整理事業が進められている地区に仙台市が新たに火力発電所を誘致することを明らかにした。大規模太陽光発電運営会社のレノバや、住宅産業の住友林業が設立するという。全量木質バイオマス、木材チップを燃やすというものだが、硫黄酸化物排出の心配は薄れるものの温暖化への負荷は避けられない。

宮城県ではこのほかにも石巻市で石炭火力発電所の建設がすすむほか、一部木質バイオマスの火力発電所の立地も計画されている。
被災地の宮城に、何と5か所の火力発電所。

いずれも、震災の被災地で地価が安いのに加え、福島や女川の原発関連で送電網が整備されているのが立地の大きな要因だ。
震災便乗型の企業立地という指摘が頷ける。一方、市民の不安に向け合おうとしない地元自治体の姿勢が問われる。(了)

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