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zoom RSS 2月25日 仙台市荒浜 「ひと・もの・場・こと」がキーワード〜にぎわい再生を話し合う

<<   作成日時 : 2017/02/27 12:49   >>

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「荒浜再生を願う会」の主催する荒浜アカデミアが開かれた。この日は仙台市秋保地区の工人グループ「手しごとAKIU」のメンバーで、仙台箪笥の工房をいとなむ熊野彰さん、グループのアドバイザーをしている東北工業大学ライフデザイン学部長の菊池良覺(りょうがく)教授、それに「オモイデアーカイブ」代表の佐藤正実さんが講師として発言した。いずれも荒浜の住民たちの身近かな場で活動している方々だ。
秋保のグループが講師として招かれたのは訳がある。
3年前、荒浜の住民たちと、秋保の工人グループは共同で手作りグッズの製作をすすめていた。浜の砂や、流木など荒浜の素材に、秋保の工人グループが手を加えコースターや、マグカップ、ランタンなどのグッズに仕上げるというものだ。

荒浜と秋保は直線距離で20キロあまり離れている。しかし、昔から荒浜の住民たちは浜で獲れた魚介類を、秋保までひき売りに出かけるなど人的な交流があったという。名取川、貞山運河を使えば水路でもつながる。頭文字は同じA。「ACOLLA」(エーコラ)というブランド名をつけて、荒浜で発売しようとしていた。
その矢先に、10月9日の深夜「里海荒浜ロッジ」が放火で全焼した。「エーコラ・グッズ)も灰に帰した。

しかし、貴田喜一代表(71)はじめ荒浜の人々はあきらめなかった。里海荒浜ロッジは再建された。
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写真上;全焼したロッジ(2015年10月10日撮影)。下;再建したロッジの落成式(2017年1月8日)
菊池良覺教授は「ひと・もの・場・こと」を有機的に結び付けることが地域の再生につながると話した。
「荒浜にはふるさと再生を願う、熱い心を持った”ひと”がいる。浜は豊かな恵みをもたらす。松林の再生がなれば、キノコなどの”もの”も夢ではない。活動の拠点となる”場”里海荒浜ロッジもそろっている。様々なイベント”こと”が充分展開できる。現にオモイデツアーのような強力な応援団もいる」。
菊池教授のアドバイスは住民たちの背を押すのに十分なパワーがあった。

仙台箪笥工人の熊野彰さんのアドバイスは具体的だった。
「荒浜独自のキャラクターをつくろう。ものづくりのための道具をつくろう。マップをつくろう」。こう呼びかけた。
熊本で手作り産品の展示会をやったとき登場したクマモン。集客力の大きさに驚いたという。
40人余りの参加者はさっそく、「アラモン」、「アラッシー」じゃ二番煎じ。なにがいいだろうとささやき合っていた。

佐藤正実さんは荒浜や、蒲生に終日滞在して交流する「オモイデツアー」をやってきた。
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2016年12月12日、荒浜に一日限りだが震災後初めての路線バスが走った。
ツアーを始めた2年前の参加者は延べ80人にとどまった。しかし、翌年は200人、今年度は参加者は500人を越えたという。
「東京や長野から毎回参加する人もいたり、荒浜ファンをつくることができた。これも荒浜という地域や人に、人をひきつける力があればこそだ」。佐藤さんはこう強調した。

2014年に始まった荒浜アカデミアは今回で8回目を数える。これまでは阪神や中越地震の研究者などがパネラーとなることが多かったが、今回は身近かな場で活動する方々から等身大の発言が相次いだ。勿論、荒浜ににぎわいを取り戻すため、こうした提言をどう具体化していくかは住民たちの努力にかかっている。しかし、人々の背を押す充分なパワーとヒントに満ちた3時間半の話し合いだった。(了)

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