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zoom RSS 11月23日 仙台市東部  仙台平野の”餅料理”を食べ比べ  豊かな食文化 発信

<<   作成日時 : 2016/11/24 11:57   >>

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仙台市若林区の農業園芸センターで[SENDAI EAST KITCHEN(センダイ イースト キッチン)が開かれた。仙台市東部の高砂、七郷、六郷の
町内会などが主催、農産物や、地域に伝わる食文化を知ってもらおうというものだ。今年のメイン企画は「餅料理の食べ比べ」。お母さんたちがつくった雑煮、農業生産法人がつくったゴマ餅と、アンコ餅、それに「仙台井土ネギ」のスープが1セット500円でふるまわれた。
仙台平野では田植えや、稲刈りが終わると決まって餅。「何でかんで、餅」住民はこう言う。餅はハレの日の祝いの食べ物であり、農作業の合間に息抜きのひと時を与えてくれる食べ物だった。

雑煮はニンジン、ゴボウ、凍み豆腐、トリ肉などが細切りで入った具沢山。つきたての餅がやわらかく伸びる。ネギスープは井土生産組合がブランド化をすすめている特産品。ざくざくと切ったネギはほんのり甘味があり、熱々のスープが初冬の風で冷えた身体を温めてくれる。
用意した300食は1時間半ほどで売り切れた。

会場には採り立ての野菜や、自慢の米、おにぎりなどを並べたショップが店開きした。
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宮城野区の遠藤源一郎さんは数年前から栽培している「仙台岡田メダカ米」を並べた。
絶滅危惧種にもなっているメダカを育て、メダカを放した水田で米を栽培する。メダカは水田の余計なプランクトンなどを食べてくれるという。苗は普通より大きく育てたものを植える。また水の管理も手間がかかり、収量も少ないが安心なだけでなく、多様な生物と共生する米づくりはなにものにも代えられないと遠藤さんは言う。
米づくりに専念する前、遠藤さんは仙台市八木山動物公園の園長を務めていた。メダカを保護する「メダカの里親プロジェクト」はその当時に始めた。

会場の一角では農業相談コーナーが設けられ、地元のベテランの農業者が相談にあたった。
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仙台市荒浜で米作りと野菜栽培を続ける佐藤善男さん(79)のもとに、白鳥地区で家庭菜園をしている2人の男性が相談に訪れた。菜園でつくっている里イモの一種、アカメの株を手に種イモの保存方法などを尋ねた。善男さんは冬の間は乾燥した土に埋めて保存することや、春先に植える時の肥料の入れ方などをアドバイスした。
佐藤善男さんは震災で流されたモチ米、「ハツキネ」の種モミを福井県の農業研究機関から提供してもらい、復活させたベテランの農業者だ。佐藤さんは震災前、長年にわたって農作物の栽培暦を大学ノートに書き続けていた。農作業の適期が分かる自前の暦は自慢のたねだった。ノートは震災で流されてしまった。しかし、善男さんは笑う。「暦は全部頭の中に書かれている」。

「畑は毎日行かなければダメ」、2人にこう言う。「作物に号令をかけに通う。今日は天気がいいから”おがれ!”=成長しろ。天気が悪ければ”あんまりおがらなくていいよ!”」。
食を支える確かな知恵と、技は震災で流されることなく地域に根付いていた。地域農業を担う若手の農業者に引き継がれてほしい。(了)

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